とうあんだより

― 器のはなし ―

京都の伝統工芸品である京焼・清水焼の特色はさまざまな種類の焼き物をやいていることです。

陶葊でも独自の鮮やかな色絵付けの作品のほかにも、染付・天目・青磁などのさまざまな器を手がけております。とうあんだよりでは、そのさまざまな作品をお紹介いたします。

器を通して、美しい絵付け、職人の手仕事はもちろんのこと、店頭で見ることのできなかった器や、その器にまつわるエピソードと一緒に是非お楽しみいただければと思います。

3月の器

美しい釉紋を奏でる器
3月の器 画像1

■ 禾目天目(のぎめてんもく)

・大鉢(径230mm 高70mm / ¥12.000.-税別)

・三押さえ中鉢(径180mm 高60mm / ¥10.000.-税別)

・ 杯(径70mm 高60mm / ¥3.000.-税別)

 

3月の器 画像2
禾目状の釉紋

今月ご紹介しますのは、禾目天目(のぎめてんもく)。

絵付けの器とはひと味違った魅力を感じてもらえると思います。

 

天目茶碗にかけられた黒い釉薬には、器の口辺から中心に向って細かい縦筋が無数に見られます。日本では、この釉紋を稲穂の先の芒(禾)に見立て禾目天目と呼んでいます。

 

3月の器 画像3

三押さえ中鉢

 

3月の器 画像4

 

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大鉢(右)・三押さえ中鉢(左)・杯(手前)

 

火が奏でた痕跡

今回紹介します禾目天目は、大鉢、三押さえ中鉢、杯の3種類。もちろん他にも様々な種類を取り揃えております。

 

画像を見ていただいてもお分かりのように、禾目状の釉紋は、器ひとつひとつに違った形で表れます。その個性的な不規則さがとても心地良く感じます。それは窯の火が奏でた美しい痕跡なのです。

 

3月の器 画像6
もうひとつの見どころ

上記でも述べましたように、禾目天目の見どころは表面に広がる禾目状の釉紋です。ですが、もうひとつ見どころがあります。

 

それは高台の部分に流れ着いた釉薬の溜まりです。ふくよかに丸みを帯びた有機的な形。親しみと優しさを感じ、つい触れてみたくなります。

 

お買い求めの際は、このもうひとつの見どころにも触れてみていただければと思います。

 

 

* この器に関するお問い合せ、ご購入 →こちら

 

 

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