とうあんだより

― 器のはなし ―

京都の伝統工芸品である京焼・清水焼の特色はさまざまな種類の焼き物をやいていることです。

陶葊でも独自の鮮やかな色絵付けの作品のほかにも、染付・天目・青磁などのさまざまな器を手がけております。とうあんだよりでは、そのさまざまな作品をお紹介いたします。

器を通して、美しい絵付け、職人の手仕事はもちろんのこと、店頭で見ることのできなかった器や、その器にまつわるエピソードと一緒に是非お楽しみいただければと思います。

4月の器

筆づかいを感じる新作菓子鉢
4月の器 画像1

■ 輪花菓子鉢(りんかかしばち)

・絵付け(芍薬・芥子・額紫陽花・萩・アヤメ)

・サイズ(径235mm 高70mm)

・価格(¥15.000.-税別)

 

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新しい器は若沖から

今月ご紹介しますのは、輪花菓子鉢(りんかかしばち)。菓子鉢と銘打ってはおりますが、様々な用途に使っていただける器になっております。

 

とうあんの新作の絵付けとなります。三押さえ鉢の内に描かれている色鮮やかな芍薬(しゃくやく)。写実と想像から描く奇想の画家とも称される伊藤若沖(いとうじゃくちゅう)の作品からの引用です。

 

江戸時代を代表する京都の絵師 伊藤若沖。美しい色彩と綿密な描写を特徴とし、鶏を好んで描いたことでも有名です。中でも草花をモチーフにした作品群は国内外から評価を得ているのです。

 

とうあんと若沖のコラボレーションの器。お客様に楽しんでいただければ幸いです。

 

4月の器 画像3

 

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草花の表情

上記では、赤が印象的な芍薬(しゃくやく)の絵付けをご紹介しましたが、他の絵柄もご紹介したいと思います。

 

4分割の画像をご覧下さい。

左上は、紫陽花(あじさい)。

右上は、芥子(けし)。

左下は、菖蒲(あやめ)。

右下は、萩(はぎ)。

 

ひとつひとつ草花の表情が湾曲した内面に沿った構図で見事に表現されています。繊細であり、尚大胆な職人の筆づかいをご覧いただけると思います。

 

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くりくりと呼びます。

とうあんだよりで何度も紹介しています「くりくり」。生地に化粧を施す時にできる模様の通称です。刷毛で小さな丸を描くように塗ることで、このようなウロコ状の下地が仕上がります。

 

くりくりは、今回ご紹介しています輪花菓子鉢にも表裏に見られます。勿論、一枚一枚違った表情を持っています。是非店頭でお手に取りご覧いただきたい一品です。

 

 

* この器に関するお問い合せ、ご購入 →こちら

 

 

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