とうあんだより

― 器のはなし ―

京都の伝統工芸品である京焼・清水焼の特色はさまざまな種類の焼き物をやいていることです。

陶葊でも独自の鮮やかな色絵付けの作品のほかにも、染付・天目・青磁などのさまざまな器を手がけております。とうあんだよりでは、そのさまざまな作品をお紹介いたします。

器を通して、美しい絵付け、職人の手仕事はもちろんのこと、店頭で見ることのできなかった器や、その器にまつわるエピソードと一緒に是非お楽しみいただければと思います。

6月の器

時の流れと共にある銀彩の器
6月の器 画像1

■ 銀彩(ぎんさい)

・手付花器(径190mm 高255mm / 参考商品)

・中皿(径230mm / ¥10.000.-税別)

・角湯呑(径60mm 高65mm / ¥5.000.-税別)

・小鉢(径130×110mm 高55mm / ¥8.000.-税別)

 

・玉湯呑(絵付け:紫陽花・枇杷 径85mm 高70mm / ¥8.000.-税別)*最下段画像

 

6月の器 画像2
銀彩の表情

今月の器は、銀彩(ぎんさい)の器です。

 

銀彩の技法は、京焼の伝統的な装飾技法の一つです。一度焼かれた器の上から銀泥を塗り、もう一度焼成し、器の表面に銀を焼き付けます。

 

上記の画像から、化粧や下地によって銀の表情が異なることがお分かりいただけると思います。もちろん職人の手仕事によるものですので、器ひとつひとつの表情も違います。

 

6月の器 画像3
銀色の秘密

銀彩の器は、彩りのあるものを引き立てます。花器ですと色とりどりの草花が栄えるということになります。それは何故なのでしょう?

 

銀色は高貴で気品のある光沢を持っていることから大和言葉で白金(しろがね)とも呼ばれています。灰色に近いのにどうして白金なのかと思われる方も多いと思いますが、金属銀は可視光線の反射率が非常に高いので白に例える方が適当なのです。

 

銀彩の器にに彩りのあるものが栄える理由は、高貴で気品のある光沢とニュートラルな白さを兼ね備えているからなのです。

 

6月の器 画像4
時の流れと共に

上記の3つ画像は雛茶碗(ひなじゃわん)の側面です。

銀彩部分をご覧下さい。

 

左が現在の状態、つまりご購入いただいた時の銀彩です。そして中央が約5年経った状態、右に至っては約20年の時が流れています。純銀を使用している為、酸化し味わいが増し、燻銀と呼ばれる深みのある色になって行くのです。

 

時の流れと共にある器、それが銀彩の魅力なのです。

 

6月の器 画像5
絵付のある銀彩

銀彩には絵付けのある器もございます。

 

上記の画像は玉湯呑(たまゆのみ)。とうあんの定番商品として長い間お客様にご愛用いただいています。コロンとした形で両手に収まり、名前の通り玉のように可愛らしいお湯呑みです。

 

銀が持つ高貴な光沢と、季節の草花の絵付けとの調和をご覧いただけると思います。

 

 

* この器に関するお問い合せ、ご購入 →こちら

 

 

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