とうあんだより

― 器のはなし ―

京都の伝統工芸品である京焼・清水焼の特色はさまざまな種類の焼き物をやいていることです。

陶葊でも独自の鮮やかな色絵付けの作品のほかにも、染付・天目・青磁などのさまざまな器を手がけております。とうあんだよりでは、そのさまざまな作品をお紹介いたします。

器を通して、美しい絵付け、職人の手仕事はもちろんのこと、店頭で見ることのできなかった器や、その器にまつわるエピソードと一緒に是非お楽しみいただければと思います。

12月の器

京都が描かれた絵皿
12月の器 画像1

■ 銘:陶板絵皿~洛中洛外

■ 種類:絵皿

■ 絵付け:洛中洛外図

■ サイズ:300×300mm

■ 価格:¥160.000.-(税別)

 

12月の器 画像2
洛中洛外図の絵皿

季節は年を締めくくる冬となりました。

京都の四季はそれぞれおもむきがございますが、冬は特別な風情がございます。

 

12月の器は洛中洛外図(上杉本)が描かれた絵皿です。

洛中洛外図は天正二年に織田信長が狩野永徳に描かせ上杉謙信に贈った作品だと言われています。

冬の京都風情が盛り込まれた作品が、陶あんの職人によって再現されています。

 

手仕事による縁の歪みや、金の打ち付けの技術もご覧いただけると思います。

 

12月の器 画像3
鹿苑寺と神護寺

今月の器には洛中洛外図の一部が描かれています。

 

絵皿の中央に描かれていますのは鹿苑寺。

金閣寺という呼び名で皆様に知られているお寺です。

足利義満が建立した北山山荘が没後に鹿苑寺になったと言われています。

四季折々違った表情を見せる京都を代表するお寺です。

 

絵皿の右上に描かれていますのは神護寺。

正式な名称は神護国祚真言寺といい、和気清摩呂が神願寺と高雄山寺を合併しできたお寺だと言われています。

秋には紅葉の名所としても知られています。

 

草花の絵付けが多い中で、ひと味違った魅力を感じ取っていただければ幸いです。

 

-----------------------------------

洛中洛外図とは…

洛中洛外図(らくちゅうらくがいず)は室町時代から江戸時代にかけて描かれた風俗画で、京都の市街(洛中)と郊外(洛外)を俯瞰して描いたものを指します。

多くの作品は狩野派の手によって描かれ、その殆どは屏風絵です。

京都の名所、武家屋敷等が描かれているだけでなく、四季の風物や行事、祇園祭の山鉾が描かれているものが多くみられます。

 

 

* この器に関するお問い合せ、ご購入 →こちら

 

 

▲ページ先頭へ戻る