とうあんだより

― 器のはなし ―

京都の伝統工芸品である京焼・清水焼の特色はさまざまな種類の焼き物をやいていることです。

陶葊でも独自の鮮やかな色絵付けの作品のほかにも、染付・天目・青磁などのさまざまな器を手がけております。とうあんだよりでは、そのさまざまな作品をお紹介いたします。

器を通して、美しい絵付け、職人の手仕事はもちろんのこと、店頭で見ることのできなかった器や、その器にまつわるエピソードと一緒に是非お楽しみいただければと思います。

8月の器

朝顔が咲く金彩の器
8月の器 画像1

■ 銘:珈琲カップ・長方形皿

■ 種類:珈琲カップ・長方形皿

■ 絵付:朝顔

■ サイズ:珈琲カップ 高80mm / 径85mm・長方形 皿 150×280mm

■ 価格:¥50.000.-(セット価格/税別)

 

8月の器 画像2
お好みにあわせて

8月の器は、朝顔が咲く金彩の器。

珈琲カップと長方形皿のセットです。

 

珈琲カップとケーキ皿として使っていただけるだけでなく、上記の画像のように、カップをお皿の上にのせクッキーやチョコレート等の箸休めをご一緒に出すトレーとして。

カップは大きめですので、氷を入れアイスコーヒーを楽しんでいただくこともできます。

もちろん個々に使っていただいても結構です。

 

朝顔が鮮やかに咲き乱れる夏の器。

様々な使い方を楽しんでいただければと思います。

 

8月の器 画像3
金彩の打ち付け

金彩が優美で品のある輝きを放っていて、朝顔の藍色との対比がとても印象的に見えます。

これは京焼きが琳派の影響を色濃く受けていることを証明する配色でもあります。

 

この金彩の技術は職人の手仕事によるものです。

下地に黄土色を塗り、その上に金を打ち付けるようにのせて行く繊細な技術なのです。

画像からも細やかな手仕事の跡が見ていただけると思います。

 

8月の器 画像4
朝顔の絵付けは琳派から

とうあんだより「2月の器」「6月の器」でも述べましたが、京焼きは琳派からの流れが見られます。

今回の器も、琳派の絵師 鈴木其一の傑作「朝顔図屏風」を参考に描かれています。

 

江戸末期、空前の朝顔ブームに沸いたと言われています。

もちろん浮世絵のモチーフとしても朝顔が取り上げられ、新種の朝顔を図巻にした「花譜」が次々と出版された時期でもありました。

 

江戸と現代を繋ぐ絵付けをお楽しみいただけると幸いです。

 

8月の器 画像5

*「朝顔図屏風」とは…

鈴木其一(すずききいち / きいつ)により江戸末期に制作された作品。

江戸琳派の創始者・酒井抱一の弟子。

 

150輪の朝顔の花々が、うねるようなリズミカルな構図で描かれています。

六曲一双の金地大画面に描かれている傑作。

ニューヨーク、メトロポリタン美術館所蔵。

 

 

 

* この器に関するお問い合せ、ご購入 →こちら

 

 

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