天目(てんもく)
天目形(てんもくなり)の茶碗、または黒釉のかかった陶磁器のことを指します。天目を作る際、使用する釉薬の鉄分が少ない場合は青磁になり、鉄分が15%以上になると黒磁になります。鉄分が少ない天目は飴釉(あめゆう)、多い天目は柿釉(かきゆう)とも言われており、いずれも製法が確立されておらず、高度な技術が必要とされます。陶あんでは、本物の木の葉を使った「木の葉天目」という商品も制作販売しております。通常の方法ですと、器を焼く工程で木の葉が焼けてなくなってしまうのですが、特別な環境で育てた桑や椋の木の葉を時機を見て収穫し、独特の技法を用いて焼き付けています。どれも世界に1つだけの一点ものとなります。